三菱の謝罪

フォルクスワーゲンの排ガスデータ改ざんが記憶に新しいですが、日本の三菱でもデータ改ざんが見つかり波紋が広がっています。
2016年4月20日に、三菱自動車は記者会見を行い、不正を謝罪しました。

不正は、燃費データの改ざんで、該当車種は販売を中止しました。

<該当車種>
●三菱
 eKワゴン、eKスペース。累計15万7000台を販売。

●日産
 デイズ、デイズルークス。累計46万8000台を販売
 ※日産にはOEMで提供

デイズ

燃費データの改ざんは、少なくても2002年から行われていたという衝撃です。
中古車市場にも少なからず影響を与えそうです。

どのくらいの水増しがあった?

カタログの燃費の5~10%が水増しに当るそうです。
日産のデイズは、カタログではリッター30.4kmだったのが、実際にはリッター28km。
三菱のekスペースは、空ログ26.2kmだったのが、実際には24km。

三菱にエコカー減税差額分の支払いの可能性

国は、三菱自動車に対し、過去の減税分の税金の支払いを要求する方向で動いています。
三菱と日産で合計62万5千台が少なくても対象となり業績にも大きなダメージになる可能性があります。

麻生財務大臣は、「調査をした上で減税適用の問題があるかを確認する」としており、「差額の返還を請求する可能性はある」という考えを示した。

どんな改ざんをしたのか?

現在の燃費データの算出は「JC08モード」という測定方法によって行われます。

まず、テストコースでの走行を何度か行い、タイヤの抵抗や空気圧の平均を求めます。
そのデータを使い、室内の試験場(ローラの上を車が走行)する機会で測定します。
三菱自動車の不正は、テストコースで一番スコアが良かった値や、他の車種の値を使い不正な数値を用いて試験場での燃費データを測定していました。

燃費測定
不正内容

自社の試験工場で行われる為、不正の発覚が行われにくい構造的な問題がありました。
少なくとも2002年から不正が行われており、三菱の他の車種も不正が行われた車種が今後も増え続けると予想されます。

まとめ

三菱自動車は、2000年、2004年にリコールを隠し事件を起こしており、また再び大問題を起こした事になります。
今回の燃費データの改ざんは、三菱自動車の信頼の根底を揺るがすばかりか、経営自体を揺るがしかねない問題に発展する可能性もあります。

他のメーカーは不正を行っていないのか、エコカー減税の差額分の償還、三菱自動車の所有者の売却価格の低下など様々な波紋を呼びそうです。